どうも!「シャベルエンジニア」のスプ兄です!
- 高卒・文系・元消防士から9ヶ月で開発エンジニアに転職
- 実務経験1年でPM(プロジェクトマネージャー)
- プログラミングスクール代表 兼 講師
プログラミングスクールの広告で「3ヶ月でエンジニアになれる!」というフレーズを
よく見かけますが、実際のところ、本当に3ヶ月でエンジニアになれるのでしょうか?
この記事では、開発エンジニアを目指している方向けに、
3ヶ月でエンジニアになるのが難しい理由を私自身の実体験を交えて解説します。
- 3ヶ月で本当にエンジニアになれるのかが分かる!
3ヶ月で開発エンジニアを目指すのは非常に厳しい
まず結論から申し上げますと、3ヶ月という短期間で開発エンジニアになるのは非常に難しいです。もちろん、短期間で成果を出すことが全く不可能というわけではありませんが、それを達成できるのは一握りの方であり、多くの方にとってはハードルが非常に高いでしょう。
では、なぜ3ヶ月で開発エンジニアを目指すのが難しいのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
1.評価されるレベルのポートフォリオを3ヶ月で作るのは難しい
ポートフォリオの重要性
開発エンジニアを目指す際、あなたの技術力を示すためにポートフォリオの提出が求められます。企業は採用の際、実務経験がない未経験者の場合、ポートフォリオを通じてどれだけ実力があるかを判断します。そのため、ポートフォリオのクオリティーが非常に重要になります。
一般的なポートフォリオでは競争力が不足
3ヶ月の学習期間でポートフォリオを作成すること自体は可能ですが、よくあるスクールのテンプレートを使用した一般的なポートフォリオになりがちです。
このレベルのポートフォリオでは、同じように転職を目指す多くの初学者と大差がなく、競争力が不足してしまう可能性があります。
企業は即戦力を求めていることが多いため、他の候補者よりも突出したポートフォリオを持つことが重要です。3ヶ月でこのレベルに達することは非常に難しく、より時間をかけた準備が必要だと言えます。
2.必要な学習時間に3ヶ月では到達しない
エンジニアになるための学習時間の目安
未経験からエンジニアを目指すには、最低でも800〜1000時間の学習が必要とされています。これを3ヶ月でこなそうとすると、1日あたり約9時間の学習が必要です。
現実的に考えて、働きながらこの学習時間を確保するのは非常に困難です。
3ヶ月学んだ時点でのスキルレベル
私自身、3ヶ月間集中して学習を行いましたが、その時点でのスキルレベルは次のようなものでした
- 基礎学習の修了: HTMLやCSSの基礎は理解し、簡単なコードを書くことができる程度
- JavaScriptの理解不足: JavaScriptはほとんど理解できておらず、コードを書くことは困難
- バックエンド言語(Ruby)の基礎理解: Rubyの文法はなんとなく理解しているが、プロダクト開発はまだ無理
- GitHubの基本操作: GitHubはとりあえず使えるが、複雑な操作や実務での使用は困難
- コマンドラインの基礎: 基本的なコマンドは使えるが、実務レベルには達していない
この状態で即戦力として開発エンジニアに転職するのは非常に難しいことが容易に想像できると思います。
3.開発エンジニアを目指す場合の現実的な学習期間
開発エンジニアとして転職するためには、通常半年から1年程度の学習期間が必要です。
もし現在の仕事を続けながら学習する場合は、9ヶ月以上かかるのが一般的です。
企業が求めるスキルセットを習得するためには、短期間での学習ではカバーしきれない範囲が多く、しっかりとした準備が求められます。

3ヶ月でWEB業界に転職するための他の選択肢
開発エンジニアを目指すのが難しいとしても、WEB業界に転職するための他の道も存在します。ここでは3つの着地点を紹介します。
1. 完全未経験でもできるWEB関連の仕事
WEB業界には、事務作業やドキュメント管理など、スキルをあまり求められない仕事もあります。WEB基礎知識を少し学んで面接対策をしっかり行えば、未経験でも転職できる可能性があります。
2.HTML/CSS中心のコーダーや保守運用の業務
HTMLやCSSを中心に扱うコーダーや、システムの保守運用業務であれば、3ヶ月の学習で転職の可能性が高まります。
この場合、転職後に実務を通じてスキルを積みながら、
徐々に開発エンジニアへのキャリアアップを目指すことも可能です。
3.開発エンジニア
受託開発や自社開発の企業で開発エンジニアとして働く場合、1社目からこの職種を目指すのは準備が必要です。学習時間としては半年から1年は見込むべきで、働きながらだと9ヶ月以上かかるケースが多いです。
3ヶ月での転職は可能かもしれないが、運に頼る部分が大きい
3ヶ月の学習期間でエンジニアになることが不可能ではないにしても、
それにはかなりの運が必要です。もし開発エンジニアを目指すのであれば、
少なくとも半年から1年程度の学習期間を確保し、しっかりと準備を進めることをお勧めします。
また、短期間での転職を目指す場合、より再現性が高い方法を選ぶことが成功の鍵となります。3ヶ月での転職も可能性はありますが、それは運の要素が大きく、再現性が低いと言えるでしょう。
まとめ
それでは今日のまとめです!
- 評価されるレベルのポートフォリオを3ヶ月で作るのは難しい
- 必要な学習時間に3ヶ月では到達しない
- 3ヶ月での転職は可能かもしれないが、運に頼る部分が大きい
もっと具体的な情報が欲しい場合や、コメントでお気軽にご相談ください。